効果ブラシ ツール を有効にし、ドロップダウン リストから[スレッド ブラシ]を選択します。

スレッド ブラシは、非常に多くのラインが絡みあってストロークを構成しているため、飾りの効果として広範囲に活用できます。抽象的な背景の作成や、注意をひくテクスチャ、イラストや走り書きのような効果を作成する際に便利です。

ブラシの色の選択は、[色]パネル、[スウォッチ]パネル、[色相環]パネルのいずれかを使用するか、スポイトツールでイメージ内から直接行なうことができます。色サンプルを選択するには、Iキーを押しながら、スポイトツールを使用して画像をクリックします。ホットキーである Iキーを離すと、再度描画ツールがアクティブになります。

基本的なツールの設定は、イメージ ウィンドウの上のツール オプション パネル、または画像内を右クリックして確認できます。パラメーターの一覧を表示するには、ツール オプション パネルのアイコンをクリックするか、F5キーを使用することもできます。パラメーター設定を変更する場合、パラメーター フィールドに数値を入力するか、スライダーを動かします。

サイズ (設定可能範囲は 5-200): ブラシの基本となる要素のサイズを、ピクセルで指定します。

ラインの幅 (設定可能範囲は 1-100): ブラシ ストロークに使用されるラインの太さを調整するためのパラメーターです。低い値ではラインが細く、硬い印象になり、高い値ではラインが太く、柔らかい印象になります。

ラインの幅 = 25

ラインの幅 = 75

密度 (設定可能範囲は 1-100): ブラシ ストロークに使用されるラインの数を調整するためのパラメーターです。

密度 = 5

密度 = 50

強度 (設定可能範囲は 10-50): ストロークの明るさを設定するパラメーターです。低い値ではラインがより透明に近く、高い値では、濃く明るいラインになります。

強度 = 10

強度 = 30

ばらつき (設定可能範囲は 0-100): ラインの分布を設定するパラメーターです。低い値ではラインがカーソルの中心に固まっており、高い値ではより広がった状態になります。

ばらつき = 30

ばらつき = 80

湾曲 (設定可能範囲は 10-100): ストロークのブレや鮮明度の調整を行います。低い値では、ラインが中心に固まって入るので、メインのストロークに沿って濃く見えます。高い値では、ラインがメインの方向に対して湾曲、またはブレるようになります。

湾曲 = 25

湾曲 = 75

［デフォルト]ボタンをクリックすると、すべての設定がデフォルトの値にレストアされます。