レンズ補正

カメラのレンズは、特定の焦点距離や開口 (絞り値) によって、様々なゆがみを生じさせることができます。その様な欠陥を取り除くには、[レンズ補正]タブ を使用します。

[レンズ補正]タブ

 

以下のパラメーターを使用することで、二つの光学的欠陥を取り除くことができます。

色収差は、レンズを通過する光のばらつきによって生じます。これにより、多くの場合、縁取りやオブジェクトの周りにハローが生じます。例えば、オブジェクトの中央よりの縁に赤い縁取り、反対側の縁に青い縁取りが見えることがあります。

    赤/青色のエッジ (設定可能範囲は -100 から 100): パラメーターを調整することで、赤または青の縁取りを取り除くことができます。

    青/黄色のエッジ (設定可能範囲は -100 から 100): パラメーターを調整することで、青または黄色の縁取りを取り除くことができます。

色収差 色収差

色収差を除去 色収差を除去

 

レンズ口径食とは、画像の中心に比べてエッジ部分が暗くなる (時には明るくなる) 不具合のことです。

    強度 (設定可能範囲は -100 から 100): パラメーターの値を上げるほど、画像のエッジが明るくなります。パラメーターの値を下げるほど、画像のエッジは暗くなります。

    距離 (設定可能範囲は 0-100): 値を上げるほど、画像のエッジ部分から遠い範囲にまで、調整が広く適用されます。値が低い場合、コーナー部分に近いところのみに調性が適用されます。

陰影付きエッジ 陰影付きエッジ

レンズ口径食を除去 レンズ口径食を除去

口径食は必ずしも欠陥という訳ではありません。アーティスティックな効果として画像にあえて適用される場合があります。口径食の効果を追加すると、写真の雰囲気と構成によい影響を与え、中央部の被写体をより引き立てることができるでしょう。