カラーブラシ

カラーブラシ は、フリーハンドでソフトな質感を持つ境界を描く場合に使用します。このツールを使うと、はっきりした線とぼやけた線の両方を描けますが、どちらの場合も背景となじむソフトな質感を持つ線になります。

ブラシの色の変更は、[色]パネル、[スウォッチ]パネル、[色相環]パネルのいずれかを使用するか、スポイトツールで画像をクリックして行なうことができます。色サンプルを選択するには、Iキーを押しながら、スポイトツールを使用して画像をクリックします。ホットキーである Iキーを離すと、再度描画ツールがアクティブになります。

 

基本的なツールの設定は、イメージ ウィンドウの上のツール オプション パネルに表示されます。パラメーターの一覧を表示するには、ツール オプション パネルのアイコンをクリックするか、画像を右クリックしてください。パラメーター設定を変更する場合、パラメーター フィールドに数値を入力するか、スライダーを動かします。

    要素: ドロップダウン リストから、ブラシのベースとなる要素を選択します。 [楕円形]または[パターンを選択]からさらにパターンを選択します。

    サイズ (設定可能範囲は 1-5000): ブラシで描く線の直径をピクセルで指定します。

    硬さ (設定可能範囲は 0-100): ブラシエッジ (背景との境界) 部分のぼかしの程度を指定します。値が大きいほど境界部分はより鮮明になります。100% に近い値の場合、硬鉛筆のようにくっきり描かれますが、低い値の場合、ブラシの中心から境界 (背景) までの色の遷移が徐々に行われ境界部分はより背景になじみます。

    ぼかした輪郭 硬さ = 40

    はっきりした輪郭 硬さ = 90

    不透明度 (設定可能範囲は 1-100): 背景色との関連でのブラシストロークの不透明度を指定します。値が低いほどブラシの線は薄くなり、背景が見えるようになります。

    不透明度 = 25 不透明度 = 25

    不透明度 = 75 不透明度 = 75

    塗りつぶし (設定可能範囲は 1-100): 一筆のストロークのペイント濃度を指定します。重ね塗りする度にストロークの濃度は濃くなります ([不透明度]パラメーターの反対)。値が低い場合、指定した色は淡くなります。パラメーターの値が 100% の場合、透明度が最大になります。

    塗りつぶし = 25 塗りつぶし = 25

    塗りつぶし = 75 塗りつぶし = 75

    ブレンドモード: ブラシのストロークが背景画像とどのようにブレンドするかを設定します。27種類のモードが用意されています。

    乗算モード 乗算モード

    オーバーレイ モード オーバーレイ モード

ここに挙げた設定以外にも、ブラシ ストロークの形を調整するための他のパラメーターがあります。

 

[デフォルト]ボタンを押すと、すべての設定がデフォルトの値にレストアされます。

直線を描画する場合、クリックで始点を指定し、Shiftキーを押しながら終点までドラッグして最後にShiftキーを離します。Shiftキーを離さない場合、クリックするそれぞれの位置まで新たな直線がひかれます。