ディテール

[ディテール]タブ では、画像の鮮明さの改善やノイズの軽減を行うことができます。

    ヒント: より良い結果を得るには、倍率が 100% 以上の状態でパラメーターを調整することをお勧めします。

[ディテール]タブ

 

[シャープ]セクションのパラメーターは、画像の鮮明度を上げるために使用します。

    強度 (設定可能範囲は 0-150): オブジェクトの境界に沿ってコントラストを強めることができます。パラメーターの値を上げると、境界に沿った明るいピクセルがより明るく、暗いピクセルがより暗くなります。これにより、画像が鮮明になります。

    強度 = 10 強度 = 10

    強度 = 100 強度 = 100

    半径 (設定可能範囲は 0.50-3.00): エッジ沿いのどれほどの範囲についてコントラストを強めるかを指定します。

    半径 = 1,00 半径 = 1,00

    半径 = 3,00 半径 = 3,00

    微詳細 (設定可能範囲は 0-100): 隣接するピクセルのコントラストを強めることができます。画像内の明るい部分はより明るくなり、暗い部分はより暗くなります。パラメーターの値を上げると、小さな画像のディテールがより鮮明になります。

    微詳細 = 10 微詳細 = 10

    微詳細 = 100 微詳細 = 100

    滑らかさ (設定可能範囲は 0-100): パラメーターの値を上げると、編集した画像が元の画像とブレンドして、鮮明度が下がります。

    滑らかさ = 5 滑らかさ = 5

    滑らかさ = 50 滑らかさ = 50

    [デフォルト]ボタンをクリックすると、設定をデフォルトの値に戻すことができます。

 

[ノイズ軽減]セクションのパラメーターは、画像内のノイズを軽減する際に使用します。

カラー写真のノイズは、輝度ノイズとカラーノイズの 2種類に分けられます。輝度ノイズは、小さなドットや小さなシミのように見え、カラーノイズは、色の斑点のように見えます。

    輝度ノイズ (設定可能範囲は 0-100): パラメーターの値を上げると、画像の粒子状ノイズや輝度ノイズを軽減します。

    輝度ノイズ = 0 輝度ノイズ

    輝度ノイズ = 20 輝度ノイズを軽減

    カラーノイズ (設定可能範囲は 0-100): パラメーターの値を上げると、カラーノイズを軽減できます (ドットの色の彩度を下げる結果)。

    カラーノイズ = 0 カラーノイズ

    カラーノイズ = 30 カラーノイズを軽減

    [デフォルト]ボタンをクリックすると、設定をデフォルトの値に戻すことができます。

ノイズの軽減を行う場合は、やり過ぎに注意が必要です。輝度ノイズの[滑らかさ]の値を高く設定した場合、画像が不自然かつ作り物のような印象を持つ結果になる可能性があります。カラーノイズの[滑らかさ]の値を高く設定した場合、ぼかしの影響で、小さなディテールの色が変わってしまうことがあるかもしれません。